平素は、NPO法人湿式仕上技術センターおよび日本建築仕上材工業会(NSK)の事業活動に、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
平成18年9月1日施行の労働安全衛生法施行令により、重量の0.1%を超えて石綿を含有する全ての製品の使用が禁止されましたが、それ以前に建築物の内外装仕上げとして使用された石綿含有建築用仕上塗材については、改修・解体工事における石綿粉じん飛散防止処理技術に関し、不明確な点が残されています。日本建築仕上材工業会では国立研究開発法人建築研究所と共同研究を実施し、平成28年4月28日に「建築物の改修・解体時における石綿含有建築用仕上塗材からの石綿粉じん飛散防止処理技術指針」を作成し、その成果の一部は厚生労働省が取り纏めている「石綿飛散漏洩防止対策徹底マニュアル[2.20版]」に反映されています。
本講演会では、建築物の改修に関わる団体および企業の石綿含有仕上塗材に対する取組みとして、(一社)マンション計画修繕施工協会が作成を進めている「マンション計画修繕工事における石綿含有建築用仕上塗材対応ガイドライン」の説明の後、石綿含有仕上塗材の改修・除去のための手続き及び各種工法について実例を交えつつ紹介します。
下記要領にてCPD認定プログラムとなっておりますので、建築士の方々をはじめ、関係各位の多数のご参加を賜りますようご案内申し上げます。 |