工程 | 施工要領 | 留意点 |
1.事前確認 | (1)施工の詳細確認 |
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1.供給方法 袋物、スラリータイプ 2.SL材の厚さ 適用範囲:最小 5mm 最大20mm 3.現場状況 残材捨て場、開口部、作業場、電源、水、 施工環境温度 |
1.固定プラント式の場合は、輸送時間および可使時間を考慮し、施工計画を立てなければならない。 2.適用範囲を外れる場合は製造業者に相談する。 3.プライマー塗布からSL材硬化までの室温は5℃以上を標準とする。 |
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2)下地の確認 (12頁のチェックリストを参照) 1)仕上材撤去後 ・仕上材が部分的に残っていないか ・仕上材の接着剤が残っていないか ・フローリングの裏打ち材が残っていないか 2)躯体 ・ひび割れがないか ・極端な凹凸がないか ・油がしみ込んでいないか ・下地コンクリート自体が浮いていないか ・表面が脆弱でないか(※) ・旧補修材、モルタル層がないか ・コンクリート以外の異物がないか ・若材齢補修部 (補修して間もないところ)はないか 3)その他 ・壁補修用パテがこぼれていないか ・その他接着不良要因がないか (ペンキ等) |
(※)次の基準を満たさないものを脆弱とする ・表面接着強度: 0.7N/mm2以上1) ・引っかき試験器に よる引っかき傷幅:0.55mm未満 セメント系補修材の場合、原則として夏期7日以上、冬期14日以上の養生期間を確保する。 |
工程 | 施工要領 | 留意点 |
2.事前準備 | (1)器具準備 (2)下地処理 ・ひび割れがある場合 3)その他 ・壁補修用パテがこぼれている場合 →スクレーパー等を用いてきれいに 取り除く ・その他接着不良要因がある場合 →接着不良要因は全て取り除く |
(※2)補修材は、JIS A 6916「建築用下地調整塗材」など、製造業者の指定するものを用いる。 |
工程 | 施工要領 | 留意点 |
3.前処理 | (1)清掃 |
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工程 | 施工要領 | 留意点 |
4.練混ぜ、 流し込み |
(1)準備 1)セッティング
・機器 (ミキサー、ホッパー、圧送ポンプ、圧送ホース等) および材料を 搬入し、設置する。 ・電気配線を行う。 ・水を確保する。 ・ホッパーに5mmふるいを設置する。 ・安全通路を確保する。 2)養生 ・通風、直射日光を防ぐため、開口部を塞ぐ。 ・室温が5℃以下の場合は採暖する。 (2)練混ぜ(袋物) ・スラリーは1ヶ所に流し込まず、移動しながら墨およびあたりに合わせて均一に流し込む。
・均し道具(トンボ等)を用いて平坦にする。 ・大面積施工時は50~100m2毎にせき板を入れると施工し易い。 (4)後片付け |
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工程 | 施工要領 | 留意点 |
5.養生 | (1)流し込み後の養生 |
硬化遅延、白華、凍結防止のため。なお、ジェットヒーターにより採暖を行う場合は、温風が直接SL材表面に当たらないように注意する。 |
工程 | 施工要領 | 留意点 |
6.手直し | (1)表面手直し |
補修材は、JIS A 6916「建築用下地調整塗材」など、製造業者の指定するものを用いる。 |
7.完了 次の工程へ |
工程 | 下地の状況 | 判定チェック | 判定が”否”の場合 | ||
合 | 否 | 対策 | 実地チェック |
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仕上材 撤去後 |
仕上材が部分的に残っていないか? | 残っていない | 残っている | スクレーパー等を用いてきれいに取り除く。 | |
仕上材の接着剤が残っていないか? | 残っていない | 残っている | スクレーパー等を用いてきれいに取り除く。 | ||
フローリングの裏打ち材が残っていないか? | 残っていない | 残っている | スクレーパー等を用いてきれいに取り除く。 | ||
躯体 | ひび割れがないか? | ない | ある | 『コンクリートのひび割れ調査、補修・補強指針‐2003‐』((社)日本コンクリート工学協会)等に従って適切な補修を行う。 | |
極端な凹凸がないか? | ない | ある | 凹部は補修材やモルタルで埋め、凸部は構造に問題がなければはつり取る。 | ||
油がしみ込んでいないか? | しみ込んでいない | しみ込んでいる | しみ込んでいる部分を全て撤去する。 | ||
下地コンクリート自体が浮いていないか? | 浮いていない | 浮いている | 浮き部は撤去し、必要に応じて断面修復処理を行う(『公共建築改修工事標準仕様書』準拠)。 | ||
表面が脆弱※ではないか? | 脆弱ではない | 脆弱 | ポリッシャー等で表面の脆弱部分を削り取る。 | ||
旧補修材、モルタル層がないか? | ない | ある | 打診検査により付着状況等を確認し、不良箇所ははつり取り、必要に応じて補修材で補修する。 | ||
コンクリート以外の異物がないか? | ない | ある | 木片、鉄板等の異物は取り除く。 | ||
若材齢補修部がないか? | ない | ある | セメント系補修材の場合、原則として夏期7日以上、冬期14日以上の養生期間を確保する。 | ||
その他 | 壁補修用パテがこぼれていないか? | こぼれていない | こぼれている | スクレーパー等を用いてきれいに取り除く。 | |
その他接着不良要因がないか?(ペンキ等) | ない | ある | 接着不良要因は全て取り除く。 |
表面接着強度: 0.7N/mm2以上 引っかき試験器による引っかき傷幅: 0.55mm未満
(1)材料の貯蔵、保管に際しては、水、湿気、直射日光を避ける。 |
(2)他の材料を混ぜない。 |
(3)外部、常時水のかかる場所、施工後水が浸入する恐れがある場所での使用は避ける。 |
(4)施工の際は、必要な保護具を着用する。 |
(5)材料はメーカーの定める期間内に使用する。 |
(6)仕上げ材が塗り床の場合はSL材製造業者に相談する。 |
宇部興産(株) | 〒105-8449 |
建材事業部 |
日鉄住金高炉セメント(株) |
〒103-0027 |
SL事業部 |
太平洋マテリアル(株) | 〒135-0064 |
営業本部 |
(株)トクヤマエムテック | 〒103-0013 |
東京営業部 |
日本化成(株) | 〒160-0021 |
関東支社 |
吉野石膏(株) |
〒100-0005 |
セラミック営業部 |